前までは、一般の若者で、タトゥー・刺青(入れ墨)を入れている人は、あまり多くはありませんでした。
しかし、近年、かっこよさやおしゃれなど、ファッション目的でタトゥー・刺青(入れ墨)を入れる人が増えてきています。
とはいえ、日本社会の中では、タトゥー・刺青(入れ墨)に対する偏見はまだまだ残っています。
ノリで入れたものの、就職や結婚など人生の転機を迎えた時に、タトゥー・刺青(入れ墨)は大きなデメリットをもたらす可能性があります。
そこで本記事では、タトゥーのデメリットやメリットをタトゥー除去を行う医師の目線で紹介します。
「これからタトゥーを入れようか考えている人」や「タトゥーを入れたもののデメリットはないか心配」と悩んでいる人は参考にしてください。

「美しくなりたい」を応援します。どんな時代も「美」を願う「心」の本質は変わりません。当院は「患者様の安心と満足を目標にする。」という当たり前のことを第一に考え、本物の美容形成外科を開設いたしました。
「美」と「心」がつながった「ありがとう」と言っていただける病院でありたい。「美のホームドクターになれたら…」が私たちの願いです。
95年聖マリアンナ医科大学卒業/95-97年同大学麻酔科勤務/97-02年大手美容外科勤務 のちに分院院長歴任/03-06年医療法人博済会 鈴木病院 美容外科外来開設/06年池袋サンシャイン美容外科開設/日本美容外科学会正会員・認定医/日本美容外科医師会正会員/日本抗加齢医学会正会員
更新日:2026年1月16日
Contents
タトゥー・刺青(入れ墨)のデメリット
まずはタトゥーのデメリットについて紹介します。
タトゥーのデメリット一覧は以下の通りです。
- 日本ではネガティブなイメージを持たれることが多い
- 就職や結婚にマイナスの影響をもたらす
- プールや温泉などに入れない
- MRI検査が受けられない
- 献血や輸血ができない可能性がある
- 感染症のリスクがある
- アレルギーや皮膚疾患が出る可能性がある
- 最悪の場合ガンなどの病気をもたらす可能性がある
日本ではネガティブなイメージを持たれることが多い
前述の通り、タトゥー・刺青(入れ墨)は、日本ではまだまだネガティブなイメージを持たれることが多いのが実情です。なぜなら、タトゥー・刺青(入れ墨)を入れている人は、反社会勢力に属している人というイメージが強いからです。
実際はそうした組織と無関係の人であっても、タトゥー・刺青(入れ墨)が入っているだけで「怖い人」「関わり合いになりたくない人」と思われてしまうのが、今の日本社会だと言えます。
就職や結婚にマイナスの影響をもたらす
タトゥー・刺青(入れ墨)は就職や結婚といった人生の転機においても、マイナスの影響をもたらします。
会社によっては、タトゥー・刺青(入れ墨)が入っている人は採用しないと、規定に明記しているところもあるほどです。
また、結婚に際してもタトゥー・刺青(入れ墨)は障壁となりかねません。
特に親世代の中にはそういったものに対する偏見を根強く持っている人も多く、タトゥー・刺青(入れ墨)が入っていることを理由に、結婚に反対されるケースも珍しくありません。
プールや温泉などに入れない
プールや温泉など、肌をさらす公共の施設では、タトゥー・刺青(入れ墨)の入っている人を入場不可としているところも少なくありません。
理由としては、他のお客さんが不快に思うなどが挙げられます。
自分が親になった時に、子供をプールに連れていってやりたくても、タトゥー・刺青(入れ墨)が理由で入れないのはとても残念です。
MRI検査が受けられない
MRI検査とは、人工的に強い磁場を作り、それを利用して画像を得る検査方法です。CTと違って被ばくのリスクがなく、医療現場では日常的に使われています。
とても有用なMRI検査ですが、タトゥー・刺青(入れ墨)が入っていると、この検査を受けられません。
タトゥー・刺青(入れ墨)で使われるインクには磁性体や鉄の粉などが含まれていることがあり、強い磁気にさらされると火傷や変色のリスクがあるからです。
このため、タトゥー・刺青(入れ墨)を入れていることで、必要な検査を受けられないというデメリットが生じてしまいます。
献血や輸血ができない可能性がある
タトゥー・刺青(入れ墨)では、インクを付着させた針を皮膚に刺し、さまざまな図柄を描いていきます。もちろん、その際には皮膚が傷つきます。
万が一、針に何らかのウィルスや細菌が付着していると、感染症のリスクが生じます。感染症には、一時的な炎症で済むものから、HIVのように重篤なものまで、さまざまな種類が存在します。
これらのリスクによって、いざという時、献血や輸血ができない可能性もゼロではありません。
感染症のリスクがある
前項でも述べたように、タトゥー・刺青(入れ墨)がもたらすリスクの中で、一番気をつけなければならないのが感染症です。
特に、インクを皮膚に入れる際に使う針をちゃんと殺菌消毒していなかったり、針を使いまわしていたりすると、感染症のリスクは跳ね上がります。
場合によってはC型肝炎やHIVなどの重篤な感染症にかかるリスクもあるため、注意が必要です。
アレルギーや皮膚疾患が出る可能性がある
インクの成分が体に合わないと、アレルギーや皮膚疾患を引き起こす可能性もあります。
湿疹、発熱、腫れ、赤みなどがみられた場合はアレルギーや皮膚疾患が起きている恐れがあるので、すぐに専門医を受診しましょう。
特に、赤や黄色のインク、UVタトゥーのインクは上記のようなトラブルを引き起こすリスクが高いとされています。
また、タトゥー・刺青(入れ墨)を入れた直後はなんともなくても、数年後にアレルギー症状が現れるケースもあるため油断はできません。
最悪の場合ガンなどの病気をもたらす可能性がある
可能性としてはそれほど高くはありませんが、感染症が悪化し、最悪の場合、肝炎が原因の肝臓がん、その他の重篤な病気を引き起こし、死亡するリスクもゼロではありません。
タトゥー・刺青(入れ墨)のメリット
タトゥーはデメリットだけではありません。
タトゥーのメリットは以下の通りです。
- 自己表現やファッション性がある
- 決意の証になる
- 傷跡などのコンプレックス解消になる
自己表現やファッション性がある
タトゥーの最大のメリットは、自分の身体で自己表現や独自のスタイルを確立できる点です。
服や髪型は日によって変えられますが、タトゥーは「自分の美意識・価値観」を身体の一部として持ち続けられる表現です。
だからこそ、周囲に流されず、自分の軸を持つ人ほどタトゥーに魅力を感じやすい傾向があります。
決意の証になる
タトゥーは、単なる装飾ではなく、決意や信念を身体に刻むことで、気持ちを強く保ちやすいというメリットがあります。
たとえば「人生の転機」「大切な人との出来事」「乗り越えた経験」を象徴するモチーフを入れると、ふと目に入ったときに当時の気持ちを思い出し、自分を立て直すきっかけになります。
傷跡などのコンプレックス解消になる
タトゥーは「見せたいもの」だけでなく、p隠したいものを目立ちにくくする」目的で入れられることがあります。
代表例は、傷跡や肌の色ムラなど、気になってコンプレックスになりやすい部位です。
見たくないものが視界に入るストレスが減り、自信につながると感じる人もいます。
特に、コンプレックスは日常の小さな場面で積み重なります。
- 人前で肌を出すのが億劫になる
- 写真に写るのが嫌になる
- 服の選択肢が狭くなる
こうしたストレスが続くと、自己肯定感にも影響しやすいです。
その点、タトゥーによって「隠す」から「見えても気にならない」に変わると、行動範囲や服の選び方が広がり、生活の快適さが上がる場合があります。
タトゥー・刺青(入れ墨)に後悔したなら
タトゥー・刺青(入れ墨)を入れる時には気持ちが盛り上がっていて、誰しも「入れたことを後悔するわけがない」と思うものです。
しかし、月日を経て自分を取り巻く状況が変わり、自身の価値観も変化してくると「どうしてあの時、タトゥー(刺青)を入れてしまったのだろう」と後悔する人は少なくありません。
就職や結婚、公共施設などで偏見の目にさらされ、願った通りに物事が進まないのはタトゥー・刺青(入れ墨)が原因だと痛感した時、はじめて「タトゥー(刺青)なんか入れなければ良かった」と思うものです。
では、一度入れてしまったタトゥー・刺青(入れ墨)は二度と消せないのでしょうか?
そのようなことはありません。除去治療を行っている病院・医療機関を受診すれば、タトゥー・刺青(入れ墨)を除去することは可能です。
タトゥーに後悔した人の声や、後悔するタイミング、除去方法については以下の記事で詳しく解説しています。
参考:タトゥーを入れて後悔したら?刺青・入れ墨の対処法と除去方法 徹底解説
タトゥーに関するよくある質問
ここでは、タトゥーに関するよくある質問を紹介します。
- タトゥーはデメリットしかないって本当?
- タトゥーのデメリットは輸血や緊急時にもあるって本当?
- 小さなタトゥーでもデメリットはある?
それでは詳しく解説します。
タトゥーはデメリットしかないって本当?
前述した通り、タトゥーにはメリットもありますが、デメリットの方が大きいです。
- 温泉・プール・ジムなどで入場制限がある
- 仕事(業界や職種)によっては評価や採用に影響する可能性がある
- 家族やパートナーに説明が必要になることがある、
- ライフステージが変わって「隠す必要が出た」ときに、服装の自由度が下がったり夏場がストレスになる
このように日常生活に大きく支障が出るので、ノリと勢いで入れる前に一度立ち止まって考え直してみてください。
タトゥーのデメリットは輸血や緊急時にもあるって本当?
「タトゥーがある=緊急時に治療してもらえない」意味ではないものの、献血や医療上の確認が必要になるケースがあるという点です。
タトゥーは皮膚に針を入れる行為なので、衛生管理が不十分だと感染症のリスクがあります。
献血では一定期間の制限が設けられていることがあり、医療現場でも問診で「いつ入れたか」「施術環境はどうだったか」を確認されることがあります。
緊急時は命に関わる治療が優先されますが、感染リスクの判断材料として情報を求められる場面があると理解しておきましょう。
小さなタトゥーでもデメリットはある?
小さいタトゥーは「隠せば大丈夫」と思われがちですが、季節や服装、結婚式・子どもの行事・旅行など、ふとした場面で見える可能性はあります。
さらに、将来的に「消したい」と思ったときも、位置や色によっては複数回の施術が必要になり、施術費用が高くなる可能性があります。
これらを踏まえると、今後後悔する可能性がすこしでもある場合は、たとえ小さなタトゥーでも入れるべきではありません。
池袋サンシャイン美容外科のタトゥー・刺青(入れ墨)除去治療

池袋サンシャイン美容外科では、タトゥー・刺青(入れ墨)の除去治療を行っています。
治療方法には手術治療とレーザー治療との二種類があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
手術治療でのタトゥー除去

手術治療では、患部をメスで切除し、タトゥー・刺青(入れ墨)を完全に除去することができます。小さいものであれば、1回30分程度の手術で治療が終了するため、すぐにタトゥー・刺青(入れ墨)を消したい人にはおすすめです。
また、メスで患部を根こそぎ除去するため、カラフルなタトゥー・刺青(入れ墨)でも消せます。
デメリットとしては、患部に手術の傷跡が残る点、皮膚を寄せて縫い合わせるため術後はツッパリ感が生じる点、広範囲に及ぶタトゥー・刺青(入れ墨)には対応できない点などが挙げられます。
いずれの方法も一長一短のため、主治医と良く相談のうえ、自分にとって最適な治療法を選ぶようにしましょう。
池袋サンシャイン美容外科では、医師が患者様に最適な方法をご提案いたします。
カウンセリングを無料で行っていますので、ぜひお問い合わせください。
レーザー治療でのタトゥー・刺青(入れ墨)除去
レーザー治療では、患部に医療用レーザーを照射し、タトゥー・刺青(入れ墨)を除去していきます。1回20分程度の照射で終わり、傷跡を残さずにタトゥー・刺青(入れ墨)を薄くできます。また、広範囲に及ぶ図柄にも対応が可能です。
しかし、治療終了までには10回以上の通院が必要となり、時間がかかるのがデメリットです。また、基本的には黒色しか除去できず、カラフルなタトゥー・刺青(入れ墨)には不向きとされています。
さらに、完全には除去しきれなかったり、体質によってはケロイド(やけどのような跡)が残ってしまったりするリスクもあります。





