筋肉の縮小に作用する薬剤注射による多汗症治療
ワキや手のひらなどのとまらない汗には筋肉の縮小に作用する薬剤注射による発汗抑制注射がお勧めです
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多汗症
多汗症とは・・・。私の汗はどのタイプ?
多汗症には以下の3種類が挙げられます。
①精神性発汗・・・緊張すると汗をかく。
主に脳から交感神経を通して発汗の命令が強く出ることで、手のひらやワキからしたたるほど汗をかきます。
電車に乗ると急に汗をかきはじめる。とか面接など人と対面すると汗をかく。などが精神性発汗にあたります。
②味覚性発汗・・・辛い物を食べると汗をかく。
辛い物を食べると頭や顔・背中などから大量の汗がでてきます。辛い物を食べ終わってしばらくすると発汗も収まります。
火鍋を食べると汗をかくなどが、味覚性発汗となります。
③温熱性発汗・・・暑い時に汗をかく。
運動をしたり、夏に炎天下の中を歩いたりすると体内の温度が上昇する為、体の体温調節を促すために発汗を行います。
主に全身から汗を出していきます。
普段 よく運動する方は代謝が良いため 上記の3つの理由があると、大変多くの汗が出やすい状態となります。
クリニックにて治療をご希望の方は ①精神性発汗や③温熱性発汗にお悩みで治療をご希望の方が多くいらっしゃいます。
多汗症は保険適用外となります。自費での筋肉の縮小に作用する薬剤注射となります。
発汗抑制注射(筋肉の縮小に作用する薬剤)による多汗症治療(保険適用外)

筋肉の縮小に作用する薬剤注射を汗が気になる手の平やワキにすることで汗を劇的に軽減することが可能となります。
筋肉の縮小に作用する薬剤注射とは筋肉の縮小に作用する薬剤を注入して、毛穴の汗を絞り出している筋肉を麻痺させ発汗を押させる働きをしてくれます。
これはたんぱく質の一種であるボ筋肉の縮小に作用する薬剤に筋肉麻痺を生じさせる働きがあるためです。
従来は、目尻に注射することで目尻の筋肉の働きを押させて小じわが出ないようにしたり、ふくらはぎの筋肉を抑えることでししゃも足を細くしたりする事に使用されていましたが、
この注射を手や脇に注射することで汗を抑える方法が評価されるようになりました。
発汗抑制注射(筋肉の縮小に作用する薬剤)の概要
筋肉の縮小に作用する薬剤はタンパク質の一種で、交感神経の働きを弱める作用があるため、ワキの下に注入することでアポクリン汗腺やエクリン汗腺といった汗腺の活動を抑制し、結果として汗の分泌が抑えられます。
汗の分泌が減ることで、ニオイも軽減することができます。これはお注射なので、キズ跡はまったく残りません。
ワキだけに限らず、手の平や足の裏などに筋肉の縮小に作用する薬剤を注入することにより、汗腺の活動を抑制させ、汗の分泌を押さえることができます。
施術時間 | 5~10分 |
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通院 | 必要なし |
入浴 | 治療当日から入浴可能です。 |
麻酔 | 必要なし(痛みを感じやすい方には、術前に麻酔テープを使用しています) |
効果の期間 | 個人差はありますが、6ヶ月~1年弱。 |
発汗抑制注射(筋肉の縮小に作用する薬剤)のご料金
両方 | 片方 | |
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わき汗抑制(筋肉の縮小に作用する薬剤)注射 | 99,000円 | 55,000円 |
手のひら汗抑制(筋肉の縮小に作用する薬剤)注射 | 99,000円 | 55,000円 |
発汗抑制注射(筋肉の縮小に作用する薬剤)の治療の流れ
施術の流れ
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01カウンセリング
医師がワキに挟んだガーゼによって汗の量を確認いたします。
また発汗している範囲を直接確認して適切な治療範囲を確認いたします。 -
02ご説明
治療方法について女性スタッフからも詳しくご説明させていただきます。医師に聞きずらいことがございましたら、どうぞ気兼ねなくお尋ねください。
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03施術
ご希望がございましたら、カウンセリング当日にそのまま治療が可能でございます。
汗が気になるところ全体をマーキングして注射による治療を行います。
注射自体に麻酔を入れていますが、お痛みに弱い方には氷で冷やしながら注射をすることも可能です。 -
04アフターケア
治療後の通院治療後1週間後にしっかり汗が止まっているか確認いたします。汗の量をより抑えたい方は追加で注射をしております。
多汗症の治療方法
筋肉の縮小に作用する薬剤注射
わきの下に1㎝ごとに点状に注射を行うことで、筋肉の縮小に作用する薬剤を交感神経に対し注入します。これにより交感神経からの発汗命令を抑えていきます。効果は通常 注射の翌日以降に実感が感じられれ、約1週間程度で状態が落ち着きます。お薬は時間をかけて徐々に体内に吸収され尿として排出されていきます。その為 注射の持続期間は約4~9か月間となります。
汗腺除去手術
局所麻酔後 脇の皮膚を切ってひっくり返し 医師が目で見て除去する手術です。
確実にニオイと汗の元であるアポクリン汗腺とエクリン汗腺を除去することができ、効果は永続的に続きます。
また汗がすごく気になる方もこの手術を行うことで汗腺自体を物理的に除去しているため、汗を軽減することが可能となります。さらにニオイが認められる場合は保険適用の対象となり、両ワキ約40000円程度で治療を行うことが可能となります。
この治療を行うことで他かからより多く汗をかくようになる代償性発汗などはありませんのでご安心ください。
詳しくは保険によるワキガ治療のページをご覧ください。
交感神経遮断の手術
脳が発汗命令を交感神経を通して汗腺に対して行っています。その命令の通り道である交感神経を遮断する治療法です。
基本的にはクリニックにて治療するところは少なく、大学病院等入院施設のある機関にて全身管理の元治療を行います。
効果が非常に高いですが代償性発汗という、他の場所から大量の発汗が生じる副作用がでます。その為、基本的にはお勧めしない最終手段の手術となります。
※当院では実施しておりません。
塩化アルミニウム溶液(外用薬)
皮膚科などにて濃度20%前後の塩化アルミニウム液を作成し、塗るタイプのローションとして処方している治療法となります。
皮膚への刺激も少なく2~4週間ほど使用することで効果が出てきますが、筋肉の縮小に作用する薬剤注射や手術に比べると効果が薄く、軽度の多汗症のお悩みの方の第一ステップとしての治療をお奨めしております。
また塗る場所に制限はありませんため、筋肉の縮小に作用する薬剤注射や手術を実施しにくい背中全体への塗布などが有効となります。
※当院では実施しておりません。
水道水イオントフォレーシスによる治療
手のひらや足の裏を水の入ったトレイに浸し、電流を流すことで発汗を抑えていく治療となります。
1回30分程の治療を週1度のペースで行っていただくと約10回ほどの施術で実感を得ることが出来ます。
ただし永続的な効果がないため、2週に1度のペースで根気強く通院する必要があります。
※当院では実施しておりません。
内服薬による治療
筋肉の縮小に作用する薬剤注射や手術をしづらい背中全体の発汗を抑えたり、頭皮からの発汗を抑えるには内服による治療も有効です。
筋肉の縮小に作用する薬剤注射程劇的な効果はありませんが、プロバンサインやカタプレスやグランダキシン(自律神経調整薬)などが代表的なお薬として挙げられます。
※当院では実施しておりません。