リストカットがやめられない理由とは?依存の仕組みと今日から試せる4つの対処法

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「リストカットをやめられない」「やめたいと思っているのに、気づくとカッターを握っている」そんな自分を責めていませんか?

リストカットがやめられないのは、あなたの意志が弱いからではありません。実は、脳の仕組みや心の防衛本能が深く関わっています。

この記事では、リストカットがやめられない理由を心理学・医学的観点から解説し、今すぐ実践できる「代わりの方法」や心の整え方を現役医師監修の元、くわしくお伝えします。

鈴木 栄樹 院長
監修者:院長・鈴木 栄樹

「美しくなりたい」を応援します。どんな時代も「美」を願う「心」の本質は変わりません。当院は「患者様の安心と満足を目標にする。」という当たり前のことを第一に考え、本物の美容形成外科を開設いたしました。

「美」と「心」がつながった「ありがとう」と言っていただける病院でありたい。「美のホームドクターになれたら…」が私たちの願いです。

【院長略歴】
95年聖マリアンナ医科大学卒業/95-97年同大学麻酔科勤務/97-02年大手美容外科勤務 のちに分院院長歴任/03-06年医療法人博済会 鈴木病院 美容外科外来開設/06年池袋サンシャイン美容外科開設/日本美容外科学会正会員・認定医/日本美容外科医師会正会員/日本抗加齢医学会正会員

更新日:2026年2月25日

リストカットをやめられない理由

リストカットをやめられない人の手首

リストカットをやめられない理由は、以下の2つが関係しています。

  • 脳内物質(エンドルフィン)の影響
  • 負の感情を「物理的な痛み」にすり替える防衛本能

それでは詳しく解説します。

脳内物質(エンドルフィン)の影響

身体が痛みを感じると、脳内ではその痛みを和らげるために「エンドルフィン」という物質が分泌されます。

この物質は「脳内麻薬」とも呼ばれるほど強力な鎮痛作用があり、一時的に気分を落ち着かせたり、心地よさ(多幸感)をもたらしたりする性質を持っています。

心の痛みが耐え難いとき、「リストカットで身体を傷つけることでこの物質を強制的に分泌させ、「心の苦しみ」を「薬のような快感」で上書きしようとしてしまう」 これが、リストカットが癖になり、なかなかやめられ無くなってしまうのです。

負の感情を「物理的な痛み」にすり替える防衛本能

言葉にできない不安や、出口のないモヤモヤを抱え続けるのは、脳にとって非常に大きな負担(パニック状態)です。

このとき、リストカットによって「目に見える傷」と「はっきりした痛み」を作ることで、脳は「今、何が起きているか」を明確に理解し、一時的に集中をそらすことができます。

つまり、正体のわからない心の苦しみから逃れるために、脳が「物理的な痛み」という理解しやすい刺激にすり替えて、自分を守ろうとする防衛本能が働いているのです。

これらがリストカットをやめられない原因であり、自力で治すのは簡単ではありません。

リストカットの原因になりやすい問題

リストカットの原因と対処法を模索している女性

リストカットとは、刃物などで手首や腕を傷つける自傷行為をいい、特に10代、20代という若い年代の方に多く見られるといわれています。

ではなぜ、このような行為を繰り返してしまうのでしょうか。

その背景には、リストカットを繰り返す本人にしかわからない辛い原因が隠されているのです。

人間関係のトラブル

学校や職場などでの人間関係に悩み、その辛い状況からなんとか抜け出したいという思いが、リストカットとして表面化することがあります。

たとえば、学校や職場の雰囲気に馴染めず他人と話しすらできない、無視されているような気がするなど、他人からすると些細とも思える状況がリストカットのきっかけになることがあるのです。

自分は周囲から認められていないと思い込む

決してそのようなことはないのに、「自分はダメな人間なんだ。だから周囲が認めてくれない」「どんなに努力しても自分にはできないのだ」などと思い込むことが自己否定につながり、リストカットの引き金になることがあります。

特に生真面目な頑張り屋さんほど、何かのきっかけでこのような考えを抱きやすいといわれています。

これらがリストカットで最も多い理由だといわれています。

特に10代や20代前半の若い世代の方の場合は感受性が豊かで、傍から見てたいしたことではないということでも、本人にとっては大問題であることも少なくありません。

そして、我慢に我慢を重ねてそれがついに爆発したとき、リストカットとして表面化されるのです。

ストレスのはけ口としてリストカットする

ストレスに耐えられないからリストカットするというのは、確かに間違いでありません。しかし、ストレスのはけ口としてりリストカットという手段を選び、リストカットして気持ちをリセットしていることもあります。

気分が晴れるからリストカットしてしまうのです。

リストカットをやめられない時の具体的な対処法

リストカット治療写真

「リストカットをやめないと…」と自分を追い込むほど、ストレスが増えて逆効果になることもあります。

まずはリストカットの代わりになる以下の対処法をいくつか試し、脳への刺激を別の形で満たしてあげましょう。

・氷を強く握りしめる
・赤いペンで腕に線を引く
・手首の輪ゴムをパチンとはじく
・「あと5分だけ待つ」練習をする

それでは詳しく解説します。

氷を強く握りしめる

強烈な「冷たさ」は、痛みと同じくらい脳に強い刺激を与えます。

氷を手のひらでギュッと握りしめることで、肌を傷つけることなく、高ぶった感情を強制的にリセットする効果が期待できます。

赤いペンで腕に線を引く

「血が流れるのを見ないと落ち着かない」という視覚的な欲求が強い場合に効果的な対処法です。

赤い水性ペンで腕に線を引くことで、脳に「傷がついた」という擬似的な情報を送り、リストカットをしたいという衝動を抑えることができます。

手首の輪ゴムをパチンとはじく

手首に輪ゴムをはめておき、切りたくなった瞬間に指でパチンとはじきます。

一瞬の鋭い痛みは得られますが、皮膚の深い組織を傷つけることはありません。

「痛みだけを感じる」という感覚で、リストカットをしたいという衝動を抑えることができます。

「あと5分だけ待つ」練習をする

リストカットの衝動は、波のように押し寄せたあと、数分でピークを過ぎることが多いと言われています。

リストカットで「絶対に切らない」と決めるのではなく、「とりあえず5分だけ、タイマーが鳴るまで待ってみよう」と時間を引き延ばしてみてください。

その5分間で好きな動画を見たり、深呼吸を挟むことで、リストカットをしたいという衝動の波をやり過ごせる可能性があります。

どれも簡単にできる方法なので、リストカットの衝動にかられた時は一度試してみてください。

身近な人がリストカットしてしまうとき、あなたにできることとは

リストカットの理由はひとつではありません。

しかし、いかなる理由であっても、リストカットというショッキングな行為に走るからには、心のどこかで手を差し伸べてくれる人が現れるのを待っているということなのです。

つまり、リストカットをしている人が身近にいた場合には、まずはその人の心に寄り添うことが何よりも大切だということです。

では、具体的にどのような行動を取るべきなのでしょうか。

まずは寄り添う気持ちと態度が大切

まず、リストカットを目の当たりにしても騒いだり叱ったりしないことです。

また、傷が痛々しく見えるからといって、本人が望んでいないのに無理に傷の手当てをしようとするのも良くありません。そのようなことをしたら、リストカットした本人は「また他人に迷惑をかけてしまった」などと感じ、自己嫌悪に陥るリスクが高まるからです。

そのようなことをするのではなく、リストカットしている人に対しては、まずさりげなく話を聞く態度で接しましょう。

話を聞いてあげる姿勢を保つ

リストカットは心の傷がそのまま表面に現れてきたものであるため、本人はなかなか心を開いてくれないかもしれません。

しかし、話を聞いてくれる人がいるのといないのとでは雲泥の差で、はじめは心を開けなかった人でも、徐々に自分に寄り添ってくれる人に対して心を開けるようになることがあるのです。

大切なことは、「リストカットをやめさせよう」と考えるのではなく、「なぜリストカットという行為に及んでしまうのか」という部分に着目し、本人の心の負担をいかにして軽くするのか、という部分です。

リストカットやめたい、どうしたらいいのか?

誰にもわかってもらえないで心が行き詰まり、ますますリストカットしたくなってしまう。これが今現在のあなたなのではないでしょうか。

しかし、全てが敵と思っていた世間でも、必ずあなたの気持を理解してくれる人はいます。
今あなたがすべきこと、それは、

  • ・家族や友人の中で、最もあなたが信頼を寄せている人に話を聞いてもらう
  • ・頭に中が一杯になってしまったときには、一人で解決しようとせず、信頼できる人に相談し、一緒に解決の糸口を見つけてもらう

です。

辛いかもしれませんが、まずはこれらのいずれかを実践してみてください。リストカット跡をわざわざその人に見せる必要はありませんので、現在のあなたの心の中にあるモヤモヤをいったんその人の前で吐き出してみましょう

思い込みを取っ払うと心が軽くなる

以上のことを行うだけで、ずいぶん心が軽くなるかもしれません。
「どうせわかってくれない」というのはあなたの思い込みで、全てを吐き出したら、その人は思っていた以上にあなたを理解してくれるかもしれません。

そしてもうひとつ、大切なことがあります。

どのような状況のときにリストカットしたくなるか分析する

それは、「どのような状況のときにリストカットしたくなるのか」「誰に会ったあとに最もリストカットしたくなるのか」という点についてゆっくり考えてみるということです。

それを思い出すと、また無性に悔しい思いや激しい感情が湧きあがってきてリストカットしたくなるかもしれません。しかし、その状況や人物を特定できれば、それらをできるだけ避けることでリストカットの回数を減らせる可能性が高くなるのです。

すぐにやめることを目標にするのではなくいろいろ試すことが大切

スパッとリストカットをやめると自分を追い込む必要はなく、あれこれ試してみてリストカットしたとしても、決して自分を責めてはいけません。

それよりも、まずは誰かに相談する、原因を特定するなどの行動ができた自分自身を褒めてあげることです。
道のりは長いかもしれませんが、自分を褒めてあげることができれば、それもまた解決に一歩近づいているということなのです。

リストカット跡の修正は池袋サンシャイン美容外科におまかせ

池袋サンシャインクリニックのスタッフ一同

リストカット跡の除去は、単に「傷を消す」だけでなく、「痛みへの不安」「治療回数」「仕上がりの自然さ」「日常生活への影響」まで含めて、納得できる治療計画を立てることが極めて重要です。

特に、レーザー治療や切除法、あるいは皮膚移植などの外科的アプローチを検討する場合、術後の傷跡がどのように変化し、どのようなケアが必要になるのかを具体的に説明できる体制が欠かせません。

池袋サンシャイン美容外科では、無料カウンセリングにて現在の傷跡の状態(赤み、盛り上がり、白い線など)を丁寧に確認し、傷の深さ・範囲・肌質、そして「いつまでにどの状態にしたいか」というご希望に合わせて、現実的で最適な選択肢をご提案しています。

「過去の傷跡を消して前を向きたい」というお気持ちに寄り添い、麻酔の選択から術後の過ごし方まで詳しくお伝えします。まずは一人で悩まず、無料カウンセリングだけでも受けてみてください。

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まとめ

リストカットは心の悲鳴がそのまま表面化して起こります。そして、リストカットしてしまう方の多くは、その悲鳴が誰にも届かず一人で苦しんでいるのです。

つまり、リストカットを理解してその原因についても理解できる人に出会えば、リストカットする方の心の傷が少しずつ癒えて解放に向かうでしょう。

リストカットを繰り返す人が身近にいる方は、いきなりその理由を本人に尋ねるのではなく、寄り添ってあげるところから始めましょう。

また、ご自身のリストカットをやめたいという方は、一人で悩まずに、誰か一人でかまいませんので、最も信頼できる人の前であなたの心中にあるものを全て吐き出してしまいましょう
これだけでも一歩前に踏み出したことになり、心がずいぶん軽くなるでしょう。

当院では、リストカットの傷跡を綺麗に消してしまうレーザー治療を行っています。

リストカットの跡が醜い形で残ってしまい、人目が気になるという方、ぜひ当院にご相談ください。豊富な実績のある医師が傷跡を見て適切な治療をご提案致します。

当院の最新レーザー治療では、赤い傷跡から白い傷跡まで、どういったかたちで残ってしまっている傷跡でも、目立たないレベルにまで改善可能です。ぜひまずは、一度お越しいただき、ご相談ください。

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