大きなホクロ・あざ・いぼ

傷が残ってしまわないか心配なのですが

ほくろ除去跡が気になる方にはスターラックスによるレーザー照射を行うことも可能です。
月に1度のペースの照射を5回行いますが、血が出たりカサブタになりませんし、月に1度以外のご来院の必要がないため比較的治療しやすいレーザーとなります。
詳しくはこちらをご覧ください。

ほくろ・あざ除去後のアフターフォローについて教えてください

ほくろ除去後10日目前後に送付されてくる病理検査結果を確認し、悪性の腫瘍の場合は大学病院への紹介状を作成し、精密検査をお受けいただくようご案内させていただいております。

ほくろを取った傷跡が盛り上がりケロイド状になった場合はケロイド予防ののお薬の処方ならびにケナコルト注射によるケロイドの軽減を行うことも可能です。

ほくろ除去後の最大の注意点は日焼けですが、色素沈着が1年たっても軽減しない場合は、トレチノイン療法による色素沈着軽減クリームを処方することも可能です。もともとアトピー性皮膚炎をお持ちの方など色素沈着ができやすい体質の方は、肌の美白成分配合の内服薬を処方し、色素沈着の予防を計ることも可能です。

ほくろ・あざ除去治療が終わった後の生活の注意点を教えてください

ホクロ除去後、約7日~10日後に抜糸を行うまでの間は濡らすことができません。 除去した場所によっては入浴をお控え頂き、患部をさけたシャワー浴をお願いいたします。 抜糸が終われば、濡らしても大丈夫です。普通にお風呂へご入浴いただけます。

また、手術部位に負荷がかかる動作は傷口が開く可能性がありますので2週間ほどはお控え頂いております。 抜糸が終わった後は、傷に対して直角にテープを張ってお帰り頂きます。

これは皮膚に負荷がかかった時に傷口が開かないように抑える働きと、傷が太く広がらないようにするための大切なテーピングです。 このテーピングをしっかり続けていただくと、傷口が細く薄い状態で落ち着いてまいります。 個人差はございますが1か月ほどは張り続けていただくことをお勧めしております。

手術の詳しい流れを教えてください
Step 1Step1取りたいほくろを確認後、局所麻酔をします。
32Gという大変細い針を使用していますが、チクっとしたいたみがございます。麻酔が効けば、痛みは全くわかりません。
触られる感覚のみが伝わってきます。
Step 2デザインをして、皮膚切除する範囲を決めた後、メスにより切開し皮膚を切除します。
止血後縫合。小さなものですと約20分程度で終わります。
Step 3縫合後は、医療用の絆創膏をお貼りいただいてお帰り頂きます。抗生剤と痛み止めを処方いたします。
7日目~10日目に抜糸を行いますが、それまでは患部を濡らさないようにご注意ください。止血後縫合。小さなものですと約20分程度で終わります。
Step 4縫合後のテーピングの写真です。この状態でお帰り頂きます。