ケロイドとは?美容外科の治療で改善は可能?放置する危険性・原因・対処法を紹介 | 東京・池袋サンシャイン美容外科
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ケロイドとは?美容外科の治療で改善は可能?放置する危険性・原因・対処法を紹介

ケロイドの傷跡は意外と目立ちます。

その外見を気にする人も多いでしょう。

傷跡の程度にもよりますが、適切な治療を受ければ、見た目を改善することが可能です。

今回の記事では、ケロイド治療の全般について、原因や費用を交えながらご紹介していきます。

ケロイドとは

ケロイドとは、何らかの原因によってできる腫瘍の一種で、コラーゲンを生成する線維芽細胞とコラーゲン、血管の中に細かい炎症細胞ができている状態のことを言います。

簡単に言うと、紅色の板状・結節状の盛り上がりの傷です。

その部分の皮膚がミミズ腫れのようになって盛り上がりますので、外見的に目立つことが多いでしょう。

ケロイドのレベルは人それぞれですが、切り傷や引っ掻き傷などが自然治癒して他の部分に広がらないのに対し、ケロイドは健康な皮膚にまで広がる可能性があります。

そのため、放置しているとどんどん症状が悪化してしまうこともあるのです。

ケロイドと肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の違い

肥厚性瘢痕とケロイドは、見た目はほぼ同じです。

このため、区別は困難と言えます。

しかし、治療の効きやすさや再発の程度などに、大きな違いがあります。

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)

肥厚性瘢痕は、経年とともに平坦化して赤みや腫れが目立たなくなることが多い傷です。

さらに、きのこ状に傷が増大することはあっても、傷を越えて病変が広がることはありません。

治療も効果が期待され、適切な治療を行うことで治る可能性があります。

ケロイド

それに対し、ケロイドは遺伝的な素因で発生すると言われています。

アレルギー疾患をもっている人に多く見られ、痛みやかゆみを伴って、傷を越えて正常皮膚にまで、病変が広がります。

治療に対する抵抗性が強く、再発率も高いです。

つまり、傷跡を見ただけでは、ケロイドか肥厚性瘢痕かはわからないかもしれませんが、その傷跡がケロイドだった場合には増殖するリスクがあるため、なるべく早急に適切な治療を開始することが望ましいのです。

ケロイドの原因

ケロイドができる原因は、はっきりと究明されているわけではありません。

ここでは、現在、こういった事柄が引き金になって発症するのではないか、と考えられているものを紹介します。

局所的な傷

手術後の傷跡やニキビ跡、毛嚢炎(もうのうえん)跡、ピアス跡、やけど跡がケロイドなることがあります。

はじめはたいしたことがない傷跡だと思っていても、その傷が赤みを帯びてミミズ腫れのようになり、なおかついつまでたっても収束する気配がない場合では、ケロイドになっている可能性が高いでしょう。

また、ケロイドのようになってはいなくても傷の治りが妙に遅かったり痒みを帯びてきていたりする場合では、将来的なケロイド発症も視野に入れて、なるべく早い段階で治療を受けておくことをおすすめします。

悪化因子

ケロイドは血行の流れが良くなることによって悪化する可能性があり、香辛料やアルコールの過剰摂取が引き金になる場合があるようです。

また、ホルモンバランスの乱れがケロイドを誘発することがあり、思春期の性ホルモンの分泌や、妊娠中の女性ホルモンバランスの乱れがその要因になることがあるといわれています。

遺伝

一概にはいえませんが、両親のいずれか、または両方がケロイド体質で、子供がその遺伝子を受け継いだ場合ではケロイド体質になることがあります。

また、白色人種よりも有色人種のほうがケロイドの発症率が高いといわれていますので、日本人は白色人種よりもケロイドを発症しやすいということになります。

しかし、両親がケロイド体質であってもその体質を受け継がない子供もいますので、ケロイドは遺伝だと決めつけるのではなく、「その可能性が無きにしも非ず」という認識で捉えておく必要があるでしょう。

ケロイドの治療や手術

医師がケロイドだと判断した場合には、以下のいずれかの方法か、種類を組み合わせた治療が行われます。

外用薬

軽度のケロイドだと医師が認めた場合では、ステロイド軟膏やクリーム、非ステロイド軟膏やクリームなどで様子を見ることがあります。

しかし、ケロイドは範囲が広がるリスクを秘めた症状ですので、外用薬のみの治療で完治させることは難しく、他の治療と併用することが多くなっています。

最近ではドラッグストアなどで傷跡を目立たなくさせる軟膏やクリームも販売されていますがこれらは第2種医薬品に分類されているため、病院で処方される外用薬ほどの効果は期待できません。

その傷跡がケロイドかもしれないと感じたのなら、自己判断で市販の軟膏を使用するのではなく、まずは当院で診察をお受けになり、それがケロイドかどうか医師の診断をお受けになることがベストです。

ケロイド自体が落ち着いて色素沈着が残った場合では、トレチノイン&ハイドロキノン療法という方法もありますので、このような場合も医師にご相談ください。

ステロイド注射

もともとケロイド体質の方の場合では、手術を受けても再発することがあり、そのようなときに役立つのがステロイド注射です。

ステロイド剤を患部から注入することにより、患部の盛り上がり緩和効果を期待できます。

切除手術

手術でケロイドを切除する治療です。

この方法はその場でケロイドを取り除くことができるため、即効性を期待できるというメリットがあります。

しかしその反面、術後の経過が思わしくない場合では、逆に症状が悪化するリスクもあるのです。

切除手術を希望される方は、このようなリスクがあるということも念頭に置いて治療を検討されることをおすすめします。

なお、切除手術後には伸縮性テープなどで圧迫固定することがありますので、これについても医師から詳しい説明を受けて必ず支持を守ってくださいね。

レーザー、放射線治療

フラクショナルレーザーまたは放射線治療では、ケロイド切除後の傷跡改善効果を期待ではきます。

フラクショナルレーザーは皮膚の再生効果を狙える治療であるため、ケロイド切除後の治療に適しています。

また、放射線治療にはケロイド細胞の増殖抑制効果を期待できますので、その後の再発予防に役立ちますので、切除手術後の跡を薄くしたい、再発を防ぎたいという方は診察時にご相談ください。

ケロイドでお悩みなら美容外科でカウンセリングを

上記でも少し触れましたが、ケロイドは徐々に範囲が広がる可能性がある症状であるため、そのまま放置することはおすすめできません。

それだけでなく、ケロイドをいつまでも放置していると、ケロイド部分が固まって引きつれが起こり、日常的な動作に支障をきたしたりするリスクも高まります。

見た目で目立つケロイドはもちろん早く治したいと考えますが、見た目の問題だけでなく、生活に支障をきたすレベルにまで悪化したら、それこそ大変なことになります。

そうならないためにも、まずは当院での治療をご検討ください。

当院では、患者さまの症状をしっかりと確認させていただいた上で、適切と思われる治療をご案内させていただいております。

池袋サンシャイン美容外科のケロイド治療について

当院ではケロイド自体の治療はもちろんのこと、他院で受けたケロイド治療で跡が残ってしまった、あるいはほとんど効果を実感的なかったという場合の修正手術もお受けいただくことが可能です。

また、美容クリニックの治療はすべて自由診療(自費診療)と思われがちですが、保険診療で修正手術をお受けいただくことも可能です。

当院では、ケナコルト注射(ステロイド注射)や切除手術によるケロイド治療をお受けいただくことができるほか、スターラックス1540(フラクショナルレーザー)で術後のケアもお受けいただくことが可能です。

ケロイドは放置していても自然治癒することがありませんので、悪化する前に当院にお越しになり、前向きに治療について検討されてみてはいかがでしょうか。


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監修者情報 院長の画像

医療法人社団 栄真会

池袋サンシャイン美容外科

院長

日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員

95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設

0120-331-244

受付時間:10:00~19:00(完全予約制)

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