ほくろ除去切開による傷跡はいつまで残る?目立たなくするには?

東京で傷跡修正を検討されている方の中には、過去にほくろを除去した傷跡が残ってしまい悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特に、顔や首など目立つ部位では傷跡が気になり、日常生活に支障をきたすこともあります。
このような場合、どのような対策ができるのか、また、傷跡が目立たなくなるまでの期間について詳しく解説します。
ほくろ除去の傷跡はいつ目立たなくなる?
ほくろ除去の傷跡は、数ヶ月〜1年で目立たなくなるとされています。
できるだけ早く傷跡を目立たなくするためには、適切な治療とアフターケアが大切です。
ほくろとは

ほくろとは、皮膚に現れる黒や茶色の小さな斑点で、医学的には「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」と呼ばれる良性の皮膚腫瘍です。
これは、メラニン色素を生成する細胞であるメラノサイトが変化した「母斑細胞」が皮膚の一部に集まり、増殖することで形成されます。
ほくろの大きさや形、色は個人差があり、平らなものから盛り上がったものまでさまざまです。
ほくろができる主な原因には、紫外線の影響、遺伝的要因、ホルモンバランスの変化、加齢などが挙げられます。
特に顔や首などの露出部位では、紫外線対策を怠るとほくろが増える可能性が高まるため、日常的なスキンケアはほくろの予防として有効です。
ほくろ除去の傷跡が消えるまで
ほくろ除去後の傷跡が完全に目立たなくなるまでの期間は、施術方法や個人の体質、アフターケアの有無によって異なりますが、一般的な経過についてご紹介します。
・1週間〜1ヶ月
施術後、赤みや軽い傷跡が残りますが、1〜2週間で皮膚が再生し始め、徐々に薄くなっていきます。
・3ヶ月〜半年
軽度の色素沈着や赤みが残ることがありますが、時間とともに目立たなくなります。
完全に傷跡が薄くなるには半年かかる場合も多いです。
そのため、この半年間はアフターケアを怠らずに毎日やることが重要です。
ほくろ除去の方法とそれぞれの傷跡
ほくろ除去にはさまざまな方法があり、それぞれに特徴や術後の傷跡の残り方が異なります。
以下に、主な除去方法とその特徴、傷跡の傾向についてご紹介いたします。
ほくろ除去①切開手術
切開手術は、メスを使用してほくろを切除し、縫合する方法です。
大きなほくろや悪性の疑いがある場合に適しています。
術後は線状の傷跡が残ることがありますが、時間の経過とともに目立たなくなることが多いです。
術後のケアとしては、保湿や紫外線対策が重要です。
また、医療用クリームやレーザー治療、マイクロニードリングなどを併用することで、傷跡をより目立たなくすることが可能です。
ほくろ除去②レーザー治療
レーザー治療は、炭酸ガスレーザーなどを使用してほくろを焼灼する方法です。
小さなほくろや浅い位置にあるほくろに適しています。
術後は赤みや色素沈着が生じることがありますが、時間とともに改善することが多いです。
ただし、深部にあるほくろや悪性の可能性がある場合には適さないことがあります。
ほくろ除去③電気メス切除
電気メスを使用してほくろを焼灼する方法です。
出血が少なく、傷跡も比較的残りにくいとされています。
術後は一時的に赤みや凹みが生じることがありますが、数週間から数ヶ月で目立たなくなることが多いです。
ただし、深く削りすぎると皮膚の再生が追いつかず、凹んだ状態になる可能性もあるため、医師の技術が重要です。
ほくろ除去④クライオセラピー
クライオセラピーは、液体窒素を使用してほくろを凍結し、破壊する方法です。
主に表面のほくろに適しており、施術後はかさぶたが形成され、自然に剥がれ落ちます。
傷跡は比較的残りにくいとされていますが、凍結による皮膚へのダメージがあるため、施術後のケアが重要です。
切開手術を選ぶべき人とは?メリットデメリット解説
切開手術は、特に大きなほくろや深部に及ぶほくろの場合や、再発リスクを抑えたい方、病理検査を希望する方に適しています。
以下に、切開手術の概要とそのメリット・デメリットについて詳しく解説いたします。
切開手術とは
切開手術は、メスを使用してほくろを周囲の皮膚ごと切除し、縫合する方法です。
術後は、約1週間後に抜糸を行い、その後は傷跡のケアが重要となります。
切開手術のメリット
切開手術には以下のようなメリットがあります。
・再発リスクの低減
ほくろを根元から完全に除去するため、再発の可能性が低くなります。
・病理検査が可能
切除した組織を病理検査に提出することで、良性か悪性かの正確な診断が得られます。
・大きなほくろにも対応
直径5mm以上の大きなほくろや、深部にまで及ぶほくろの除去に適しています。
・保険適用の可能性あり
悪性の疑いがある場合や、生活に支障をきたす場合には、保険適用となることがあります。
切開手術のデメリット
切開手術のデメリットは以下の通りです。
・傷跡が残る可能性がある
縫合を伴うため、線状の傷跡が残ることがあります。
傷跡を目立たなくするためには、保湿や紫外線対策などのアフターケアをしっかりする必要があります。
・ダウンタイムが必要
術後は約1週間後に抜糸が必要であり、完全に傷跡が目立たなくなるまでには数ヶ月を要することがあります。
ほくろ除去の傷跡が残りやすい人の特徴
ほくろ除去後の傷跡が目立つかどうかは、施術方法や医師の技術だけでなく、個々の体質や生活習慣にも大きく影響されます。
以下に、傷跡が残りやすい方の特徴と、その対策について詳しく解説いたします。
ケロイド体質の方
ケロイド体質の方は、傷が治る過程で過剰なコラーゲンが生成され、赤く盛り上がった瘢痕(ケロイド)になる傾向があります。
特に肩や胸など、皮膚の下に骨や軟骨がある部位にできやすいとされています。
皮膚が色白の方
色白の方は、施術後の赤みや色素沈着が目立ちやすい傾向にあります。
紫外線の影響を受けやすいため、施術後は日焼け止めを使用し、帽子や日傘で紫外線対策を徹底することが大切です。
傷の治りが遅い方
体質的に傷の治りが遅い方は、施術後の傷跡が長期間残る可能性があります。
また、傷跡が盛り上がったり、硬くなることもあります。
アフターケアを怠る方
施術後のアフターケアを怠ると、傷跡が目立ちやすくなります。
かさぶたを無理に剥がしたり、紫外線対策を怠ったりすることで、色素沈着や瘢痕が残る原因となります。
ほくろ除去の傷跡をなるべく残さないアフターケア|白い跡や盛り上がりはどうする?

ほくろ除去後の傷跡を目立たなくする具体的なケア方法と、白い跡や盛り上がりが残った場合の対処法について解説いたします。
紫外線対策
施術後の肌は敏感になっており、紫外線による色素沈着のリスクが高まります。
外出時にはSPF30以上の日焼け止めを使用し、日傘や帽子で直射日光を避けるようにしましょう。
特に施術後1ヶ月間は紫外線対策を徹底することが大切です。
かさぶたは触らない
かさぶたを無理に剥がすと、傷跡が残る原因となります。
自然に剥がれるまで触らず、清潔を保つよう心がけましょう。
また、患部を乾燥させないよう、医師の指導に従って保湿を行うことも重要です。
規則正しい生活とビタミンを意識した食生活
傷の治癒を促進するためには、十分な睡眠とバランスの取れた食事が必要です。
特にビタミンCやビタミンEは、皮膚の再生を助ける効果があるとされていますので、果物や野菜を積極的に摂取することを心がけましょう。
白い跡が消えない場合はレーザー治療
施術後に白い跡(色素脱失)が残ることがあります。
このような場合、レーザー治療によって周囲の肌と色を均一にすることが可能です。
ただし、肌質や状態によって効果が異なるため、専門の医師に相談することをおすすめします。
盛り上がりが治らない場合はステロイド注射やテープ
傷跡が盛り上がってしまった場合、ケロイドや肥厚性瘢痕の可能性があります。
このような場合、ステロイド注射やステロイド含有テープを使用することで、炎症を抑え、傷跡を平らにする効果が期待できます。
ほくろ除去後の傷跡は池袋サンシャイン美容外科へ

ほくろ除去後の傷跡が気になる方には、池袋サンシャイン美容外科で提供している「スターラックス1540(ICON)によるレーザー治療」がおすすめです。
このレーザー治療は、皮膚に微細な穴を開けることで、皮膚の再生を促進し、傷跡を目立たなくする効果があります。
施術は月に1度のペースで5回行うことが推奨されており、1回の施術時間は約30分です。
施術後は、赤みや腫れが出ることがありますが、日焼け後のような感覚で、数日で治まることが一般的です。
また、照射後すぐにメイクやシャワーが可能で、日常生活への影響が少ないのも特徴です。
池袋サンシャイン美容外科では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しております。
ほくろ除去後の傷跡が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ|ほくろ除去切開の傷跡
ほくろ除去後の傷跡を目立たなくするためには、施術方法の選択と適切なアフターケアが重要です。
大きなほくろには切開手術が適しており、術後は紫外線対策や保湿、かさぶたを無理に剥がさないことが大切です。
傷跡が気になる場合は、レーザー治療なども検討できますので、ぜひ当院にご相談くださいませ。